昨日、奥只見にて滑り納めの予定でしたが、天気予報は昼から雨。
家から4時間弱かかるし、行くのは断念しました。
もう少し近ければダメもとで行くんですけどねー。
これにて今シーズンのスキー終了です。
あっけなく終わってしまったなあ。
さて先日のGW恒例のバックカントリーは南アルプスの仙丈ヶ岳。これもまさかの展開でした。
沼口
○南アルプスへ、いざ
今回は南アルプス北部、仙丈ヶ岳が舞台です。
長野県伊那市にある戸台登山口よりスタートし、こもれび山荘(旧 長衛小屋)にて5月3日~5日の2泊予定です。
南アルプス北部が今回の舞台。
○5月3日
集合は戸台にある南アルプス バスターミナル駐車場。
本来ならスーパー林道をバスにて快適に、楽に こもれび山荘に行く予定でした。
しかし、林道がまさかの崩壊でバスが運行しません。徒歩にて こもれび山荘に行くことにしました……約7時間だそうです。
バスターミナルより先に車が駐車できるとのことで、距離が短縮できました。なんだかんだ1時間分くらい短縮?
バスターミナルから駐車場まで、かなーり短縮できました。
「素敵な場所」については後述。
ガイドの山岸さんより、二つのルートを提示されました。
①本来の予定通り、南アルプス スーパー林道をひたすら徒歩。
②登山道にて、こもれび山荘へ。
どちらも緩やかに、延々と標高を上げていく感じです(今回は1000m。けっこうあります)。
登山道はさらに最後、ガツンと上がる感じ。ですが時間が短い。
時間が短いなら、と②の登山道経由にしました。
ちなみに山小屋まで雪はありません。板とブーツはザックに括り付けます。
板とブーツでさらに重いぇ。
○ボッカさん
山小屋に人力で荷揚げする人をボッカさんといいます。
今回は酒やつまみ、各自で持参です。
そんな中、昨年BUFFに入ったOさんはなんと!!背負子(しょいこ)で参戦です。
ボッカ駅伝なる大会に向けての練習も兼ねてだそうで。流石です。
背負子にプラボックス。キテマス……
写真撮って、「はい、今回の撮り高OKです」。
なんて冗談で言っていたら、まさか本当になるとは……これが、言霊というやつか。
○アーユーレディー?
この日は朝から雨。昼過ぎから、やや回復するものの風が強いらしい。
様子見で出発を1時間遅らせた。
準備万端、さあスタートというところで気さくな外国人の人に参加者の写真を撮ってもらいました。
砂利の駐車場でキャンプしていたようです(メチャクチャ羨ましかった)。
雨は止んだが、時折パラパラ降ってくる。
登山道はまず、沢を右手に歩いていく。
ザックが肩に食い込む。足取りは重い。
山岸さんが出発前、「沢を渡ることになるかも」としきりに心配していました。
橋が架けてあればいいんだけれど、無ければ沢を横断です。
しかも1か所に限らず、3か所くらいあるようで。
足取り重く進む。
○アクシデント
歩いて間もなく、アクシデント発生。
横断する沢が見えたんだけど、なんだか水が多いような……
山岸さんもさすがに、どうしよう という感じでした。
水は濁り、底が見えません。流れは早い。
少し考えた結果、危険と判断し、撤退としました。沢のすぐ下流には堰があり、ストンと滝のように数メートル落ちているのです。
無理にわたって転び、流されて堰から落下したら無事では済まないでしょう。
これが先ほどあった「素敵な場所」です。
登山道はあきらめ、①の林道歩きに変更です。
来た道を戻り駐車場へ。
林道の崩壊具合を、こもれび山荘に聞くと。なんとさらに崩壊し、歩行不可だそうです。
行くなら登山道しか無いとの事。
そして前日くらいに、上記の増水した沢を山小屋のスタッフが渡った際に転倒。流れが速いため止まらず、あわや堰から落下しそうになったそうです。
これらを踏まえて、仙丈ヶ岳BCは中止としました。
このまま帰るのも、ということで山岸さんより代替案として、中央アルプス案を出してくれました。
ということで、いろいろ連絡とってもらったんですが、翌日の天気が悪く、場合によっては吹雪だそうで……
諦めて、BC自体を完全中止としました。
まさかまさかの展開です。
・ですが増水した沢を危険と判断し、撤退と決める
・代替案をパッと出してくれる
このあたり、さすがでした。
なんちゃってガイドなら無理に沢を渡ったりと、下手したら大事故に繋がっていたかもしれません。
自然に対して人間は謙虚でないと。
アウトドアスポーツをする人間は、謙虚な人が多いと思います。
BUFFのメンツも、そうだと思います。
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