10月24,25日。誰もが知っているであろう尾瀬、クッソ寒い中行ってきました。
初日ルートは尾瀬沼の南、大清水小屋から長英新道で燧ヶ岳。
山頂から沼尻へ南下し、見晴キャンプ場泊。
2日目は見晴から沼尻、尾瀬沼山荘、大清水。
数日前のヤマレコ情報だと、紅葉はピークを少し過ぎたとの情報。
こりゃあ当日は期待できないと思いつつ、紅葉で激込みでも嫌ということもあり、微妙な心境で出発。
ヤマテンの予報だと、土曜は夜から雨、場合によっては雷雨にもなり気温がかなり下がると・・・防寒対策バッチリしました。
初日のコースタイムは12時間近く。
同行者は盆ぶりの再会、体力お化けのTさん。
置いて行かれないように、以下の作戦を実行。
OOI(Operation Oite Ikarenai)
置いて行かれない作戦、軽量化と体調管理に注意した。
・軽量化
まずは愛用のストームクッカーを断念・・・
お気に入りだけど重いのがタマに傷。今回は泣く泣く別のアルコールバーナーにいたしました・・・
次は食料。いつも食料は多めに持っていきますが、今回は必要最低限。
昼までの繋ぎ飯に菓子パンを2個、行動食&昼飯のシリアル。
晩飯はアルファ米にトンテキ、ウインナー。翌朝飯にアルファ米。
予備食にアルファ米。
食べ物に対して心配性な自分からすると、思い切りました。
本当は夜用に肉をもう少し積みたかった・・・
他、小物やらも一通り見直してパッキング。いつものテン泊装備より2キロほど軽かった。
これはありがたい。
・体調管理
酒は内臓に負担かかるとのことなので、ビールは350mlを一本だけにすること。
本当はもう一本いきたかった。
道迷いから絶景かな
日が短くなっていたので、念のため午前4時に出発。
初めは退屈な林道歩き。真っ暗な中、進む。途中、やたらと足音を立てて突き進む山ガールに抜かれる。
林道の終わり、三平橋に到着。そこからまっすぐ進んでしまった。
”しまった”というのは道迷いをしてしまったため。
先ほどの山ガールを抜き返し10分ほどして、なんか変だと思う。尾瀬なのに、こんな里山みたいに草が伸び放題だろうか・・・と。
長い草は登山道まで迫っていた。
地形図を取り出す。まずは方角を見てみた。北に進むはずが南に進んでいた・・・
コンパスが壊れたのかと思ったが、確かめる術がない。
念のため三平橋まで戻ろうということで下る。
下る途中、若夫婦とすれ違うが自信たっぷりな感じで進んでいた。
もしかして正規ルートだったのか?と思うも戻ることにした。
三平橋付近まで戻るとヘッドライトが違うルートに入っていくのが見えた。
もしや正規ルートかと覗くと、尾瀬マップなんていかにも登山道な人工物。
よかったよかった。
とすると、先ほどの山ガールと夫婦は?
三人して仲良く間違いルートより戻ってきました。
迷ったとき、人が何人かいるから正規ルートだろう、の考えはやはりいけないですね。
明るい時にルート外れ地点を確認したら、なんてことない緩いカーブでした。暗い中カーブを直進してしまったわけだ。
ちなみに、この山ガールとは道中何回も遭遇。
相変わらず足音がすごくて、道迷いの時にプライド高そうと思ったので、「勝気ねーちゃん」と勝手に呼ばせてもらった。
この「勝気ねーちゃん」の話をTさんにしたところ、「俺もそう思った(笑)」とのこと。
考えることは同じである。
でも勝気ねーちゃんに「遅-んだよ!」の少しだけ罵ってほしかったのは内緒にした。
たまに罵ってほしいと思う僕は病気なんでしょうか。
そして気を取り直して先に進む。
尾瀬沼山荘
小屋締めの準備をしていた。ここはどれくらいの雪に覆われるのか。
そして目の前に広がる尾瀬沼!
風もない穏やかな朝、尾瀬沼と燧ヶ岳は素晴らしい景色を見せてくれた。
見事な逆さ燧にしばらく見とれた。
尾瀬沼を反時計回りに進み、尾瀬沼ヒュッテ。
他にも建物がいっぱいあって、さすが尾瀬だなと感心する。
うむ、やはりTさん荷物少なすぎじゃないか?
もっとデカザックで荷物パンパンにしてもらわないと俺が困る・・・
あげくに一眼は重いから、ハイスペックコンデジにする予定だそうで・・・
少し歩くと燧ヶ岳の姿も変わってきた。
・・・景色に見とれて分岐ミスった地点です。ここから再び分岐に戻り、長英新道を目指す。
1合目看板。
ここまでだらだらの嫌らしい登り。ここからもだらだらの登り。
8合目到着。目の前には俎嵓(まないたぐら)2,346m。
俎嵓より、燧ヶ岳最高峰の柴安嵓(しばやすぐら)2,356m。
いったん下って柴安嵓へ。
山頂着。
燧ヶ岳は、2,300m以上の山として日本で最も北に位置する。日本国内では、燧ヶ岳より北にそれより高い地点はない。~wikiより~
ということなんで、北を向いて自分より低い地点にいる国民を見下ろしてみた。
おお、尾瀬沼があんなに低く。あそこまで下るの面倒だなあ。
尾瀬沼左のあたりから、はるばる登ってきました。
尾瀬ヶ原と、奥には至仏山。
尾瀬ヶ原の一番手前あたりが宿泊するテン場です。
急な道を一気に下り、沼尻へ。
沼尻休憩所で先月火事があったらしく、ご覧の焼けっぱらです。
尾瀬でこの光景は似つかわしくない。
見晴らしキャンプ場に着いた後は、ゴロゴロ。
夕方、夕日を取りに尾瀬ヶ原へ。
振り返れば燧ヶ岳が鎮座する。
真っ赤に染まる夕日は雲で見られなかったが、お気に入りな一枚が取れた。
晩飯。トンテキ二枚、ウインナーは最高にうまかった。
ビールは一本で我慢だ!
そして日が暮れると、予報通り雨。
気温は下がり、かなり冷えた。
夜中はミゾレだったそうな。朝はテントの水滴が凍っていた。
二日目は尾瀬ヶ原を散策して帰るつもりが、木道が凍結しているとのことなので大人しく帰ることに。
と帰っていると、途中の木道も凍結。何回も滑った。
そして尾瀬沼へ。
ああ、前日の穏やかな日が嘘のよう・・・
そそくさと駐車場まで帰りました。
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